ビアがたくさん並んでいると、どんな問題がありますか?
プリント基板設計時、ビアがたくさん並んでいると、どんな問題がありますか?- ビアが近い間隔で連続して配置されると、ビアのクリアランスによりスリットができるため、内層プレーンが分断されることになります。
そのようなパターンになると、信号のリターン電流がスリットを大きく迂回することとなり、ノイズが発生しやすい回路となります。
プリント基板設計の都合上、どうしてもビアを多く打つ必要がある場合は、ビアの間隔を広げるか、または、ビアの内層クリアランスを狭め、間にパターンが通るようにします。
電流がビアとビアの間を通ることができ、大きく迂回することなく電流が流れるのでノイズを抑えることができます。
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