ノイズ対策の用語集

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リレーサージ

リレーサージ

リレーサージとは、リレーがオフする時に生じる逆起電圧(サージ)のこと。

リレーはコイルを利用した部品を指し、コイルには電流を保持する性質があります。
リレーコイルなど誘導負荷がある回路をオフにする時、電源電圧とは反対の方向に高い電圧が流れます。
この電圧は数百から数千ボルトにまでなるため、電子回路や接点を破損させることがあります。
その結果、回路が正常に作動しなくなってしまうのです。
したがって、この逆起電圧(サージ)から回路や接点を保護する必要があります。

保護回路は「直流(DC)誘導負荷」と「交流(AC)誘導負荷」で変わります。

「直流(DC)誘導負荷」にはダイオードを設置、「交流(AC)誘導負荷」にはCR回路を負荷にして並列接続します。
ダイオードを設置したリレー保護回路では、スイッチ(接点)をオフにした時、リレーコイル内部に発生したエネルギーをダイオードに流してジュール熱として消費させます。
これによってコイルの逆起電圧(サージ)はダイオードの順電圧くらいまで下がります。

CR回路を接続したリレー保護回路では、スイッチ(接点)をオフにする時に逆起電圧(サージ)を「コンデンサ(C)」でおさえることで保護が可能となります。
「コンデンサ(C)」はスイッチ(接点)を開く際に放電を制御する効果があり、「抵抗(R)」は次の投入時にコンデンサ(C)から入る電流を制限するのに有効となります。

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