スパイクノイズ
スパイクノイズとは、電子機器のスイッチ開閉によって発生する鋭い波形のノイズのこと。
英語では、spike noise と表記され、spike(スパイク)には「先の鋭くとがったもの」という意味があります。
ノイズには「人工ノイズ」と「自然ノイズ」がありますが、スパイクノイズは「人工ノイズ」に分類されます。
「人工ノイズ」は、電子機器から発生するノイズのことで、電圧や電流の変動が基板パターンやケーブルを通じて発生する「伝導ノイズ」と、空間を伝わる電磁波としての「放射ノイズ」があります。
スパイクノイズは、電源回路をスイッチ開閉する際のクロックの立ち上がり・立ち下がりに電圧が変動するノイズとなります。
DC/DCコンバータが高周波化され、さらにオシロスコープの性能が向上したことにより、スパイクノイズのような高周波ノイズは以前よりも問題となりました。
そのため、正確な高周波ノイズの測定と問題点の確認が重要となっています。
通常、スパイクノイズが測定される理由としては「測定方法の問題」と「部品・基板の問題」があります。
そのため、改善策として、プローブに外部から入り込むノイズを防ぐことが大切になります。
また、基準とするGNDによって測定されるノイズの量に影響が出るため、DC/DCコンバータでCL(負荷コンデンサ)にできる限り直接プローブをあてることが重要です。
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