リップルノイズ
電源機器などの平滑回路や整流において、リップルとして直流電圧に重なって表れる小さい交流電圧と、周波数の高いノイズの合成値のことです。
ひとことでリップルノイズを表すと、「微小な振動やノイズの成分で電源の直流出力にあらわれる」ことです。出力電圧に幾重にも重なっているほんのわずかな交流電圧成分の最大値のことです。単位はMVp-pで表すことができます。
「リップル」はスイッチングにより発生するノイズではなく、交流電源の50/60Hzの周波数成分からなります「ノイズ」は電源スイッチングにより発生する数十kHz以上の周波数成分を加えた変動です。上記2つを合わせて「リップルノイズ」となります。波形のピークから次のピークまでの一周期で表します。(p-p)で表します。
リップルノイズの部分をより細かく示すと、スイッチング電源内部のスイッチング回路により発生するもので、周波数に同期して現れるスパイク性の波形の部分。また、スイッチング周波数に同期して現れるスパイク性の波形でスイッチング電源出力側の平滑コンデンサにより平滑しきれなかった成分の部分。あと、一般的には非常に小さい電圧で、入力側の商用周波数成分(50Hz, 60Hz)を除去しきれずに出力側に現れる部分です。
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