ノイズ対策の用語集

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GND

GND

電気回路で、基準電位との電位差が0Vである部分のことです。

グランドと読みます。このグランド(GND)を簡単に説明すると、電圧の基準を決める部分です。

電気機器を使用するためには電流を流す必要があります。しかし電流はガス管などのように一方通行ではなく、電源へと戻っていくようにしなければ流れていきません。また電圧も必要になります。

電圧は電気を押し出す力ですね。電流は電圧の差によって生まれます。つまり90Vから0Vのところに流れていきます。また、100Vから70Vのところへは差となる「30V」分が流れていきます。このときの電圧の基準を作るのが「グランド(GND)」となります。

器具から電源へ戻っていく部分に「グランド(GND)」を設定することが多いといわれています。ここを「0V」として組み立てることで回路の電圧が理解しやすくなり、回路にとって一番電圧がかからないところであるからです。GNDは、最終的に電流が合流するところということもあり、うまく流れなければそこで停滞してしまうことになってしまいます。ですから、できるだけ多くの電流を通すように、短い距離になるように設計されることがほとんどです。

グランド(GND)と接地(アース)は違う意味です。接地は「大地への接続」の意味になります。

GND関係はこちらもご参考にしてください↓
https://www.noise-counterplan.com/tweet/640/

その他ノイズ対策に役立つ用語はこちらからご覧ください↓
https://www.noise-counterplan.com/glossary/

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