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インピーダンス整合 (インピーダンスマッチング)

インピーダンス整合 (インピーダンスマッチング)

インピーダンス整合(インピーダンスせいごう) の英語表記は、 impedance matching で、インピーダンスマッチングともいいます。

インピーダンスとは、交流回路における電流の流れにくさを表す量です。直流回路の電気抵抗にあたります。 インピーダンス整合(インピーダンスマッチング)を一言でいうと、 「信号を送り出す側のインピーダンスの値と信号を受け取る側のインピーダンスの値を同じにすること」です。 電気信号の受け渡しをする際、必ず有限のインピーダンスを持っており、送り出す側の出力インピーダンスはゼロ、あるいは無限大とはなりません。

電源から負荷に伝送される電力が最も大きくなるようにすることを電気回路において整合(マッチング)といいます。 これは二つのインピーダンスが互いに例えばともに抵抗ならば同じ値のときに満たされますが、 この条件を満たすようにインピーダンスを調整し整合させることをインピーダンス整合(インピーダンスマッチング)といいます。 線路の特性インピーダンスと負荷のインピーダンスが整合(マッチング)していないと伝送線を通して負荷をつなぐ場合、反射が生じて波ができます。

これはデジタル回路では誤動作の原因ともなります。理由としては反射波の存在は送信の波形の劣化が生じるがらです。 これを整合させるには,変圧器などを間に入れてインピーダンスの変換を行います。 

インピーダンスが整合(インピーダンスマッチング)していないときは、希望する出力が思うように出なくなったり、 電波障害や感電などが起きるケースもあります。高周波回路においては無限長線路が接続されているのと同等にするのが普通ですので、何も接続されない終端には終端抵抗を接続します。 電力を無駄に消費してしまうことになりますが、品質保持のためには必要な措置です。

インピーダンス整合(インピーダンスマッチング)についてはこちらもご参考ください↓
https://www.noise-counterplan.com/tweet/810/

その他ノイズ対策に役立つ用語はこちらからご覧ください↓
https://www.noise-counterplan.com/glossary/

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