GNDループ
ループグランドループ・グラウンドループとも表記されます。英語はGround Loop と表示します。
グラウンドループは、グラウンドの配線がループ状になっているもののことをグラウンドループと言います。これはグラウンドだけに限らないで、信号線や電源でも同じ問題となります。
グラウンドで多くの問題が出るので、この名前が付いたと言われています。
複数の機器を接続する際に信号のGND(グラウンド)がループ状になってしまう現象で、この問題はノイズ対策上のマイナスの要因となっています。オーディオ信号の中に、特にハムなどのノイズを発生してしまう原因となります。 ※ハムとは、ノイズの一種で低い連続的な「ブーン」という音を出します。
グラウンドループの原因は、コンピュータなどに接続された周辺機器を含め、アース接続に電位を伝える装置が考えられます。 グラウンドループを解消する方法は、ノイズをもらわないようにループ自体を移動させたり、小さくさせたり、ループを切ってしまったりすることが基本の対応です。
具体的には、起こる現象によって対処は様々になりますが、配置を変えてみたり、接続方法を変えてたりと、色々試すことが多いです。
バッテリよりもAC電源に直接つないだり、繋げている装置を全ての電源コンセントにつないでみたり、繋いでいる装置を一つ一つ外して確認し、どこで、ループが発生しているかを見極めたりすることが大切です。
■プリント基板設計に役立つ情報はこちらからご覧ください↓
スイッチング部のループは小さくする
https://www.noise-counterplan.com/point/449/
リターンパス確保のポイント
https://www.noise-counterplan.com/point/2047/
バスラインのビアはリターンパスを確保する
https://www.noise-counterplan.com/point/377/
■その他ノイズ対策に役立つ用語はこちらからご覧ください↓
https://www.noise-counterplan.com/glossary/