ユニバーサル基板
ユニバーサル基板とは、母材となる断絶板にあらかじめ規則的な銅箔と穴が空いている基板のこと。
英語ではuniversal board と表記し、universal には「万能な、一般的な」という意味があります。
ユニバーサル基板は、ディスクリート基板、穴あき基板、万能基板、とも呼ばれ、回路設計や電子工作でよく使われる基板を指します。
通常、電気機器の中にはプリント基板が入っていますが、その設計や試作の段階で使用されるのがユニバーサル基板です。
つまり、特定の用途を持たないパターンの基板がユニバーサル基板となります。
ユニバーサル基板は、部品を取り付ける穴が開いていてそれぞれの穴には半田付けが出来るように銅箔が付いています。
穴は2.54mmピッチで規則的に縦横に並んでいるものが多く、この穴を使って、部品の配置や配線を自由に行うことができます。
市販キットのプリント基板は部品の配置と配線がされているため、部品を決まった場所に半田付けするだけですが、ユニバーサル基板は、部品の配置や配線を自由に行うことができますが、配線もすべて行います。
ユニバーサル基板に似たブレッドボードというものもあります。
部品やリード線を差すだけなので簡単に回路を組み替えられますが、半田付けが不要な為、耐久性や持ち運びに不向きです。
ユニバーサル基板のメリットには、配線が簡単、安い、道具が不要、などがあります。
一方、デメリットは、時間がかかる、複雑な回路には向かない、配線を間違えた時に修正が大変、などがあげられます。
その他ノイズ対策に役立つ用語はこちらからご覧ください↓
https://www.noise-counterplan.com/glossary/