ピークホールド
ピークホールドとは、信号の最大値を記録する機能のこと。
英語ではpeak holdと表記され、ピーク(最大値)をホールド(保持)するという意味があります。つまり、信号の最大値を表示する測定値(ピークメーター)が持つ、一定期間もしくはリセットされるまで最大値を表示し続ける機能を指します。
ピーク検出回路とサンプルホールド回路を組み合わせると、入力波形の最大値(ピーク値)を保持できるようになり、これをピークホールド回路と呼びます。つまり、ピークホールド回路はピーク検出回路とサンプルホールド回路がそれぞれ持つ特性を上手く合わせた特性を持っているといえます。
ピークホールド回路は、音声の波形表示や振動計測などに使用されます。音声信号では振幅変動をリアルタイムで表示する為に使用され、振動センサや加速度センサなどでは検出された振動信号からピーク振幅を計測する際に使用されます。
ピークホールド回路は、信号のピーク値を瞬時にとらえて保持する能力を持つため様々なアプリケーションで重要な役割を果たします。正確な振幅計測と信号の変動の可視化により信号処理や計測分野で精密な解析が可能です。
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