VFM制御
VFM制御とは、負荷電流が少なくても効率を低下させずに電力制御をする方式のこと。
VFMは英語でVariable Frequency Modulationと表し「可変周波数変調」という意味になります。PFM(Pulse Frequency Modulation:パルス周波数変調)とも呼ばれます。
VFM制御では、周波数を変化させて出力電圧を制御する方法でパルス幅は一定のままです。
負荷電流によって周波数が変わります。
たとえば、負荷電流が少ないときは周波数が下がり、負荷電流が多いと周波数が上がります。
負荷が軽いと周波数が下がる為、スイッチング回数が減り、効率的に電力を制御できます。
VFM制御のメリットは、前述のとおり負荷電流に応じて周波数を変えるためスイッチングのロスが減り軽負荷の際は効率が良く、消費電流を小さくできます。
一方で、VFM制御のデメリットとしては、「リップル電圧が大きく」なります。
また、「負荷に対する応答が悪い」といえます。さらに負荷によって周波数が変わるため「ノイズ対策が難しい」でしょう。
VFM制御は、DC/DCコンバーターやチャージャーのような電源には用いられていますが、モータ応用ではほとんど用いられません。
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