ベタパターン
ベタパターンとは、信号線を繋げるような線のパターン配線ではなく
GND、電源(VCC)、大電流のパターンなど大面積を塗りつぶす 銅箔パターンのこと。
面積を増やすことで、大きな電流が流せるようになったり、ノイズに強くすることが出来ます。また、放熱性を高めることが出来ます。
基板のパターン配線完了後に、パターンの空いている部分をGNDのベタパターンで塗りつぶすことがあります。ノイズ対策やインピーダンスを下げるために範囲を指定し作成します。
このとき、GNDのベタパターン内にビアを作成して層間での未接続や浮きがないようにします。
設計時に注意しないと、GNDベタはアンテナとなってしまい
ノイズ発生の原因にもなります。
そのため、
「どこにも接続されていないGNDベタは作らない」「細長いGNDベタは削除する」
「接続箇所の少ない大きなベタは作らない」
などポイントをおさえると効果的なノイズ対策が可能となります。
CADでGNDベタなどを自動生成する際に発生する「どこにも接続されていないベタ」のことを「浮島」と呼びます。これがアンテナとなってノイズの影響を受けるため、浮島は削除する必要があります。
細長いGNDベタは隙間などに入り込むことがあります。そのままではアンテナとなってノイズを発生させたり拾ったりしてしまうため、途中や端にビアを配置します。もしビアを適切な場所に打つことができなければ、ベタをカットして対策しましょう。
その他ノイズ対策に役立つ用語はこちらからご覧ください↓
https://www.noise-counterplan.com/glossary/