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レクティファイア

レクティファイア

レクティファイアとは、交流電気から直流電気に変換する装置のこと。

レクティファイアは、英語でRectifierと表記し「修正するもの・矯正するもの」という意味があります。
日本語では「整流器」とも呼ばれます。

交流電源の電気の流れは周期的に正負の極性を切り替えるため、一方向に流れる直流電源に変換する必要があります。
レクティファイアは、ダイオードなどの素子を用いて交流電源から直流電源を生成します。
ダイオードは一方向にのみ通電する性質があるので、順方向に電圧をかけるとわずかな電圧でも電流が流れ、発生した交流を直流に変換(整流)します。
逆方向には流れないという性質を持つダイオードは、正極性と不極性の向きでそれぞれ使う事ができます。

レクティファイアが使用される分野は、自動車、バイク、船舶、飛行機など様々です。

一方、レギュレータは電圧を調整する装置のことで、過充電を制御する働きがあります。
近年では、レクティファイアとレギュレータが一体化した装置も多くあり、REG/RECT(レギュレータ/レクティファイア)と呼ばれます。

レクティファイアの素子には、カソード(陰極)とアノード(陽極)の2端子、または制御端子をさらに加えた3端子のものがあります。
レクティファイアを用いる回路は、「低電圧・小電流」から「高電圧・高電流」まで幅広い範囲にわたるため、適した素子を選択することが重要です。

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