ノイズ対策の用語集

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シリアル通信

シリアル通信

シリアル通信とは、データを1ビットずつ順番に送信する通信方式のこと。

英語でSerial communicationと表記します。Serial(シリアル)は「直線」や「直列」という意味です。
シリアル通信ではデータが1本の通信ラインを通じて送信されます。
データをビットの列として送るため、送信と受信との間で同期が重要になります。

シリアル通信は、大きく分けて「非同期式」と「同期式」の2種類に分けられます。
非同期式はクロック信号が別のラインで送信され、I2C通信、JTAG通信、UART通信などがあります。
一方で、同期式はクロック情報がデータに重畳され、USB通信、PCIe通信などがあります。

シリアル通信のメリットは、通信に必要な配線が少なくて済む点です。
これにより、長距離の通信や高周波数の通信に適しているといえます。配線が少ないため信号の減衰やノイズの影響を受けにくくなります。
一方で、シリアル通信のデメリットは、パラレル通信に比べて通信速度が遅く、1クロックにつき1ビットずつしか送信できない点です。
しかし、近年では「高速シリアル通信」が多数実用化され、これにより通信速度の向上が図られています。

シリアル通信は、シンプルな配線と信頼性の高い通信で、幅広く活用されています。

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