今回は3端子レギュレータに関してです。
スイッチングレギュレータが多く使われる用になりましたが、まだ、基板実装に関しては、3端子レギュレータは多く使用されています。
これは、シンプルな回路で、手軽に電源回路を作れ、リニア直列制御の為、ノイズが少なく、安価である点が要因と思われます。
しかし、良いことばかりでは、ありません。
スイッチング電源と違い、変換効率が悪い為、発熱しやすい構造であり、特に入力、出力の電圧差が大きくなるとそれに、比例して、発熱量も増加して行きます。
その為、ヒートシンク等で、放熱をしないと動作しない状況となる。
例えば、入力電圧を12V、出力電圧/電流を5V/0.5Aと仮定した時、損失(W)は入出力の電圧差に出力電流を掛けたものとなります。
損失(W):3.5Wとなります、7805のTO-220パッケージの場合、ヒートシンクなしの場合、常温で2W弱程度です。
この場合は、ヒートシンクが必要となります。