リフローで実装された部品を保護し、フローで半田付けしたい箇所のみ半田がつくようにするために使用するフローパレットは開口部周辺の実装部品に注意する必要があります。
上記の例では、フローで半田付けしたいリードの近くにリフローで実装された部品があり、パレットで保護できなくなっています。
このような配置を行うと、パレットが使用できなかったり、近くにある部品だけ手付けになってしまったりと工程が増えてしまうことも考えられます。
フローパレットを使用する実装工程の場合、上記の様にフローで半田付けしたいリードの近くから、リフローで実装する部品は5mm程度離してパターン設計します。
パレットの仕様にもよりますが、距離をとることでリフロー実装された部品を保護し、パレットの適切な開口によりはんだ上がりの良い実装をすることが出来ます。
プリント基板の設計においては、部品配置やパターンなどはどのような実装を行なうかを考慮した上で設計する必要があります。
フローパレットを使用する実装工程の場合は、パレットの仕様も確認し部品を配置します。
このようにすることで品質の高い実装を行う事が出来ます。