高速伝送回路などのプリント基板を設計する際には、パターン配線を上記のように直角に配線するとノイズが発生しやすくなります。その理由は、直角部分では直線部分よりもパターン幅が広くなるため、特性インピーダンスが変化しノイズの影響が出やすくなるためです。
プリント基板を設計する際は、できる限り直線でパターンを引くことが望ましいですが、どうしても曲げたりする必要がある場合は、直角ではなく上記のように45°に曲げ配線をします。
このようにすることで高速伝送線路においても直角配線と比較すると
パターン幅の変化が小さいため、特性インピーダンスへの影響は小さくなります。その結果、ノイズの発生しにくいプリント基板設計が実現できます。
高速伝送線路のプリント基板の設計を行なう場合は、パターン幅の変化による特性インピーダンスの変化に気をつける必要があります。配線を曲げたりする場合は直角に曲げるのではなく、上記のように45°での配線を行うことでパターン幅の変化が少なくなります。その結果、配線幅の変化によるノイズ発生を低減することができます。