プリント基板で使用される挿入型のコネクタ等では、基本的に半田付けを行って取り付けられますが、
半田を使用しないプレスフィット端子部品というものがあります。
上記の例ではプレスフィット端子部品のリードをはんだ付する取付穴は、通常のはんだ付け用の部品と同じように穴径を少し大きく作成していますが、圧入部品としての意味がなくなってしまいます。
プレスフィットコネクタは半田を使用せず、圧入して取り付ける部品になります。
圧入時にピンが変形して挿入され、挿入後に復元力によって取り付け用のスルーホールに接触して導通する形になります。
上記の様に取り付け後にピンが取り付け穴に接触するように小さく作成します。
プレスフィットコネクタは専用の圧入治具を使用する必要がある為、
圧入せず、通常のはんだ付け用スルーホールを作成してはんだ付けすることもあります。
プリント基板設計時は、圧入部品を使用していても圧入して使用しない場合もあります。
どのように使用するか確認して取付用のスルーホールを作成することで実装を考慮した設計が出来ます。