プリント基板では基板挿入型のコネクタや部品を使用することがありますが、基板挿入型の部品から配線を行う際には注意する必要があります。
上記の例は4層基板ですが、基板挿入型のコネクタからコネクタへの配線がL2層の内層だけで行っています。
配線を内層のみで行ってしまうと表層に配線が出ていないため、評価などでパターンカットが必要になった際に行うことができません。
基板挿入型のコネクタや部品から配線を行う場合、内層だけでの配線を避けるようにします。
上記の例では上部のピンは内層から配線を引き出していますが、L4層に1度配線を出してから接続している為、パターンカットが可能となります。
また、部品実装面の直下で配線を引き出してから内層での接続を行うと、表層で配線はされますが、部品が実装された状態ではパターンが隠れてしまうため注意をする必要があります。
試作段階ではパターンカットなどが必要になることも考えてプリント基板設計を行うことが必要となります。