プリント基板の試作をする段階で,基板に実装されるチェック端子の
部品の種類は,一般的に上図の形状Aが多いと思います。
形状Aのチェック端子の部品を採用した場合は,
部品の実装作業は,1個ずつ手作業で基板に実装することになります。
1個ずつ手作業で基板に実装することになるので,
チェック端子のリングの向きなども調整しながらの作業となる為,
形状Aのチェック端子の実装作業には,時間が必要となる傾向にあります。
形状Bのチェック端子の部品を採用した場合は,
チップマウンターで機械実装が可能となる為,
形状Aと比べると格段にチェック端子の実装スピードが上がります。
理由は,チェック端子の上側に平面があるからです。
この平面があることで、チップマウンターの部品吸着ノズルで
部品を吸着(吸い上げる)ことが可能となります。
このように,チェック端子の形状の違いだけでも,
部品の実装工程の生産スピードが大きく異なります。
基板の用途,基板の製造期間の都合で,
チェック端子の形状を選択した方が良い場合があります。