プリント基板を分割する際に使用するミシン目について、パターンとの距離を確保することで 分割時のパターン剥がれを防止しますが、パターンと同様、実装部品のパッドとミシン目の 距離も考慮する必要があります。 上記の例では、ミシン目とパッドの距離が1.3mmと非常に近くなっています。
上記の例では、プリント基板のミシン目と部品パッドの距離を2mm以上確保しています。 さらに部品実装の向きをミシン目の分割方向に対し平行にし揃えています。 こうすることでプリント基板を分割する際のパターンはがれや部品外れ・割れなどのトラブルの 発生を回避することができます。
プリント基板を設計するにあたっては、パターンと同様、ミシン目と実装部品の距離を十分 に確保するようにします。 ミシン目と実装部品の距離が近いと、プリント基板を分割する時にパターンはがれや、 部品割れ・部品外れが発生する可能性が高くなります。 なお、実装部品の配置向きを分割方向と揃えることで、トラブルの発生確率を低減すること ができます。