多くのプリント基板には、部品を識別するためのシルク文字(部品番号)が入っています。 部品実装密度が高くなってくると、プリント基板設計時の部品番号の配置もたいへんです。 CAD上では、文字を小さくすることは可能です。 ただし、実際にプリント基板を製作すると、 文字が潰れたり、線幅が細いためかすれてしまったりして、読めなくなってしまいます。
プリント基板設計時のシルクの文字サイズは、 最小で高さ0.8mm、線幅は0.15mmを目安とします。 通常は、高さ1.0mm、線幅0.2mmとします。
プリント基板の設計時には、実際の基板をイメージすることが重要です。 最小の文字サイズで基板製作が可能であっても、人の目で識別できなければ、 シルクを入れたことが無駄になってしまいます。